top of page

令和5年の税制改正大綱が発表・・・!

 今回改正の大綱の冒頭には、「家計の資産を貯蓄から投資へと積極的に振り向け、資産所得倍増につなげるため、 NISAの抜本的拡充・恒久化を行うとともに、スタートアップ・エコシステムを 抜本的に強化するための税制上の措置を講ずる。」とされている。

 日銀の政策変更かともとれる会見でこのところ長期金利が上がっているが、まだ全体的にはゼロ金利政策が続いていて個人の預貯金はいくら預けてもほとんど利子はつかない現状。資金を株にシフトすれば確かに配当金だけ考えてもメリットはある。従って、貯蓄から投資へと「NISAの抜本的拡充・恒久化」は大きな影響がありそうだ。現在の120万円の非課税枠が倍になり、しかも永遠にとなれば個人投資家にとってはありがたい。ただし、資産運用はあくまで余裕資金で分散投資が基本。

 一方、相続・遺言では生前贈与の大きな変化が出てきそうである。駆け込み贈与も既にあるというが、相続時精算課税にも注目が集まりそうである。また、教育資金、結婚・子育て資金、住宅取得資金の3つの資金の贈与には非課税枠が儲けらえているが、住宅取得資金については期間の延長がなく、どうやら今年・2023年の12月31日をもって終了となりそうである。


特集記事
最近の記事
タグ検索
まだタグはありません。
bottom of page