ライフシフト100年時代の行動戦略!

平均寿命が延びて、老後の時間にゆとりができてきた。
人々は長い老後をいかに生きるかということを本気で考えるようになってきた。ライフシフトの人生戦略を一気に読み上げ、今、ライフシフト2としての人生の行動戦略を読んでいる。長生きの時代に入ってさて、老後の人生設計をもう一度プランニングしないといけないなと考えてきたこの10年だったが、あっという間に時間は過ぎてしまった。老人の思考の先にあるのは人生のバトンタッチだが、若い人の視点以立って考えてみると見え方が違ってくる。
我々が生きてきた時代はまさに3ステージの「学びに20年」→「働いて40年」→「引退して20年」という直線的な人生を歩んできた。しかし、現役を退職してみると60歳はまだ若い。何かこれから社会に恩返しをしながらやれることは無いだろうかと自問自答。ライフシフトの本を読んで自らが退職後に歩んできた道は多様化の時代と変貌していく社会の中で模索し続けた時間の連続でもあったと思う。
さて、百年ライフを生きることになる若者の目線で見ると、人生のいろんなステージを移行してスキルを磨きながら一生涯チャレンジをして生きて行く時代になって行くだろう。それは不安とともに胸躍る未来をどう手繰り寄せるかという探求の旅でもある。これまでの先輩の生き方や経験は参考とならない。自分との闘いの人生を若いうちから個性的に自分らしく生きる道を築いていかなければならないから大変である。長生きの時代となって世の老人たちもうかうかできない。長い老後をどういった色合いの時間で埋めて行くのか真剣に考えていかない。そうしないと納得のいく人生にはならないと考える。
先日、ある講演の中で、パソコン上にもう一人の自分を作る話をした。デジタルツインである。困ったとき、何かにつまづいたとき、まだやり残したことに向き合うときに問いかけるもう一人の自分がいると心強いだろうと考える。エンディングノートがその役割を果たしてくれるだろう。「私の100年プランノート」は「人生ノート」でもある。これを活用して自分と向かい合う日々の中でもう一人の自分づくりに励んでみようと考えているところである。
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