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川内の法務局へ出張!駅周辺散策。

 先日の出水に続いて、今月4日に今度は川内の法務局へ出張した。

 川内は現役時代に鹿児島北部の担当であった時期があり、良く仕事で訪問した懐かしい地域である。

 当時良く宿泊に使ったのはホテル「おおとり荘」。新幹線の駅ができてかなり駅前の様子は変わっていたが、少し線路沿いに歩くとまだ当時の様子を残してそのおおとり荘はあった。

 観光案内などを見ると、大伴家持の歌碑などが紹介されており、駅前にもその像が建てられていた。大化の改新後の中央集権国家が日本各地に広がり、その歌人大伴家持がなんと702年に薩摩の国主として赴任したという説明書きがあった。初の貨幣として「和同開珎」が作られたのが708年と記憶しているので、その少し前ということで大化の改新からは約50年余りになる。当時の大和朝廷は半世紀で新日本国家を創り上げていたということに驚いた。

 若き現役の時代は私も仕事一筋で、この地がそのような歴史の舞台であったことに振り向く暇もなかったのかと少しもったいないような気がした。年を重ねて今、駅周辺の状況に目を配ると新たな発見があった。駅の周辺をさらに散策してみると、少し時代は下がるが、「鳥追いの杜」という記念碑があり、薩摩の国に伝わる人情話があり、謡曲の題材となったと記してあった。川内は古き歴史の街であった。

 この日は法務局の仕事は早目に終わったが、会社の仕事であともう一か所の事業所を訪問があった。今後の営業のための根回しであった。夕方には熊本に戻り、一年3か月間、一緒に仕事をした登記所の皆さんとの送別会で内容の濃い一日だった。

 
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